REWでSPシステムを測定 / スピーカーシステムの測定・補正・試聴
■REWで測定のリハーサル
使い慣れるまで、飛んでも涙が出ないSPでリハーサルをしましょう。
REWを起動してホーム画面を開く。Newバージョンの案内が出るが[取消]クリック。
右上のスパナマークをクリックして設定画面を開き、初期設定通りになっていることを確認して閉じる。
左上の [Measure] をクリック。
[SPL not calibrated] がポップアップされるので、[Continue Anyway] をクリックすると測定画面が出る。[Start Freq(Hz)] に 10、[End Freq(Hz)] に 20,000 を入力。
[Check Levels] をクリックして Level OK を確認し、
[Start Measuring] をクリックして測定。
右上から一つ下の [Controls] をクリックして [Unwrap Phase] をクリックすると±180度の位相の折り返しが解除されて全体像が見やすくなる(折り返しが解除されない場合は右端のスライダーを少し動かす)。
上記は Bruel & Kjaer のマイクロフォンを用いた測定だが、miniDSP指定のUMIK-1で測定したものが下記グラフ。真ん中の少し曲がった黒い線はUMIK-1の周波数特性の補正データ(10~2000Hz)。位相特性の補正データはない。
価格が100倍違うマイクの比較だが、20Hz~20000Hzに遜色はない。Bruel & Kjaer の低域は、3Hzで -1dBなので、サブウーファの計測には欠かせないマイクロフォンだが、UMIK-1で若干の推量を加えれば十分実用になりそうだ。B&Kの高域は10kHz以上に+0.35dBの乱れがある。
リハーサルの総仕上げとして Moniter Audio の PL100 を測定
■バッフル正面26cmの特性
これ以上離すと反射音の影響で中高域のヒゲが増えるし、逆に近づけると高域が落ちてしまう。
流石高い評価を受けているSPシステムですね、2.8kHzのクロスポイントに位相の乱れがありません。高解像度を誇る所以でしょう。
低域に向かって直線的に進む位相をFIRフィルターで平らに均したとき、どの様な聴感変化が現れるのか、近いうちに検証してみます。
■バッフル正面70cmの特性
90~150Hzのディップが明確になり、50~90Hzの変化は少ない。定在波の影響が明確な 90~150Hzの凹みを無いものとしてグラフを眺めると、PL100の低域再生限界は50Hz程度であろうと推測できる。
海外サイトにも測定データがありました、移動平均をとってひげを均したグラフでしょう。明らかに部屋の影響が表れているので、この低域特性が正しいとは限りません。
http://www.soundstagenetwork.com/measurements/speakers/monitor_audio_pl100/
以上、REWの測定リハーサルでした。
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