フォト

SALogic のホームページ

2021年9月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

« 遮音(屋根・天井)/ 平蔵さんのリスニングルーム | トップページ | フラッターエコーの発生を抑える / 平蔵さんのリスニングルーム »

2018年1月26日 (金)

遮音(窓) / 平蔵さんのリスニングルーム

リスニングルーム建築の基本スタンス

1.周辺環境を考慮して必要な遮音性能を確保する 

2.フラッターエコーの発生を抑える

3.柱と壁の揺れをなくす

4.吸音は低音域のみとし、中高音域は吸音しない

リスニングルームの建築や改装は、上記4項目を達成して部屋が完成すれば成功間違いなしです。

オーディオ機器をセットしてから再生音をじっくり吟味し、オーナーの好みに合わせて低音の響き具合(吸音量)を調整する。中高音域の反射音の拡散方向とその量を最適化する。以上で完成です。

しかし建物の制約などから実現不可能な項目が恐らく発生するでしょう。そのときに次善の策になりえる代案をひねり出せるか否かがオーディオルームの成否を決定します。

では棟上げが済んだ平蔵さんのリスニングルームの<1>~<4>について瑕疵がないか検証です。

Img_p081

1.周辺辺環境を考慮して必要な遮音性能を確保する

建築半ばで音質最優先に方針を変更したため、音質優先と遮音の確保にトレードオフが発生しています。平蔵さんは音質優先を譲ることは出来ないでしょうから、遮音設計を変更しなければなりません。

1.寝室への音漏れ対策。

2.天井の遮音対策。不明点が多いので点検して40dB以上を確保する。

3.窓の遮音性能が20dB程度。40dBを確保する。

Img_p081

3.窓からの音漏れを防ぐ

天井に一つ、フロントに二つ、左右にそれぞれ一つ、計5枚のガラス窓があります。

Img_2792700w467h

Img_2957700w467h

天井の窓からの音漏れは空方向。フロントの窓からの音漏れは道を挟んで燐家方向だが、スリット状の小さな窓。

左の窓からの音漏れは、道を超え、川を越えて川向こうの住宅方向。右の窓からの音漏れは、実家の住宅方向。

そしてどれも小さな窓。そんな条件なので、窓ガラスの遮音性能は低音域で40dB程度が目標値です。

設計図面によると、窓はすべて複層ガラスのサッシ一枚仕様。複層ガラスの低音域の遮音性能は20dB程度。高音域もコインシデンス周波数で30dB程度なので、大き目の声で話せば会話の内容が理解できる程度に漏れてしまいます。

●複層ガラスの遮音性能。中空層 6mm と 12mmの比較。

Photo_4

柱が頑丈で窓が小さいので、単板ガラスのサッシを室内側に追加して二重サッシにすれば、合算で40dBを超える遮音性能が得られる計算になりますが、窓はグラスウールなどの吸音材を中間に入れることが出来ないので、コインシデンス効果も加わって計算値ほどの遮音性能は期待できないでしょう。

隣家まで距離があるので距離減衰を期待して良しとするか、燐家からクのレームに対応できるよう、後付けで三重サッシも可能な窓枠構造にしておくとベストです。

●単板ガラスは厚さ10mmを超えるとコインシデンス周波数の遮音性能低下が小さくなる。

Photo

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

有限会社サーロジック販売 長野県上田市真田町傍陽9716 0268-73-2400 管理者:村田研治

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

« 遮音(屋根・天井)/ 平蔵さんのリスニングルーム | トップページ | フラッターエコーの発生を抑える / 平蔵さんのリスニングルーム »

平蔵さんのリスニングルーム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 遮音(窓) / 平蔵さんのリスニングルーム:

« 遮音(屋根・天井)/ 平蔵さんのリスニングルーム | トップページ | フラッターエコーの発生を抑える / 平蔵さんのリスニングルーム »