響きの量を決めるためのフィジカルデータの収集 / 平蔵さんのリスニングルーム
後ろ壁面の仕上げを残し、その他の面は仕上げ完了
<左・天井・フロント(リアから前方を撮影)>
<リア・天井・左(フロントから後方を撮影)>
広角レンズの特性で小さな面積に見えるが、幅6m * 高さ4.8mの大壁。残響時間の周波数特性の調整役を担う。
二つの条件で残響時間の周波数特性を測定
1.グラスウール剥き出し
2.石膏ボード(PB)でグラスウールに蓋
二つの条件で残響測定を行い、そのデータを比較して最終仕上げを決定する。
<グラスウールの奥行240mm>
<DSSF3による残響時間の周波数特性測定>
赤の折れ線が後壁グラスウールのときの残響時間の周波数特性、青が後壁石膏ボードのときの特性。良いとこ取りの編集を加えると下記グラフになる。
<良いとこ取り>
DSSF3 吉政電子 http://www.ymec.com/
DSSF3 インストール https://tkd-amp.com/?p=30
後壁の仕上げ決定
200Hzを境に中高域を反射壁、低音域を吸音壁に仕上げれば良いとの結論です。後壁は迷路板の標準仕上げで決定。
●天井の迷路板(MATRIX-401)
http://salogic.ocnk.net/product/828
●後壁の迷路板(MATRIX-402)
http://salogic.ocnk.net/product/829
平蔵邸で使用の迷路板は栂の無垢材。気乾比重0.5~0.6でヒノキ(0.4)より重い。質量が必要なオーディオルームの壁や天井に最適な材だが、マツ科なので曲がりを削り落として真っ直ぐな材に作り込むまでが大変。予想を大きく超える手間暇がかかってしまった。集成材も視野に入れる必要がありそうだ。
詳細測定
友人作の測定アプリで収集した詳細な測定データ
DSSF3による測定の「PB+1800sp」相当
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有限会社サーロジック販売 長野県上田市真田町傍陽9716 0268-73-2400 管理者:村田研治
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