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スピーカーシステムの測定・補正・試聴

2017年9月15日 (金)

フラット位相のPL100を聴く / スピーカーシステムの測定・補正・試聴

■PL100 を野外で測定

Img_2703700w467h

Pl100orgoutdoor1652cm

定在波が無いので低域の凸凹がなくなった。位相特性は屋内の方が美しかったが理由は不明 (9月5日参照)。

Img_p081

■逆補正

Pl100flatoutdoor1552cm

屋内の測定データから作った位相逆補正係数を miniDSP にロードして野外で測定。基準が微妙に違う逆補正なので若干凸凹が増えたが、ほぼ直線位相で実用範囲(9月10日参照)。

■長野県岡谷市・カノラホール

クラシックファンから不謹慎な表現だと怒られそうだが、ノリが良くて、間合いが絶妙で、演奏家のエネルギーが満ちみちている、しかも地元のホールの録音。一年位前に入手したCDだが、何回聴いても飽きることがない素晴らしい演奏、録音も素晴らしい。

1992年 岡谷・カノラホール サイトウ・キネン・オーケストラ 指揮:小澤征爾 UCCD-50034

Photo

ここまでの音が収録できるカノラホールのコンサートをぜひ聴きに行きたい、と常々思っているのだが、ローカルなホールでコンサートの数が少なくて未だかなえられておりません。

エネルギッシュで分厚い弦の音に聴き惚れていると、ときどき、いや、しょっちゅう、ホールの響きと思われる低音のカブリが、リスナー側からスピーカー方向へ、音楽の伝わり方とは逆方向に覆い被さるのです。前方と左右からリスナーを包み込む低音であればホールの個性であるし好ましい包容力なのだが、ちょっと残念。

もちろん原因はSPの低域特性や部屋の揺れにあるはずだが、それを目立たせてしまう豊かな響きがカノラホールに満ちているのだ。

最新の脳科学の研究成果によると低い音を聴かせるとヒトのわくわく感がアップするのだそうだ。コンサートホールでは低音楽器の音が近くや遠くの壁で反射して時間がズレた低音が混ざりあって干渉し、ホール固有の高揚感・わくわく感を生むのだが、リスナー側からスピーカー方向に向かう低音の響きには違和感を覚えます。

違和感の正体は何だろう?

■位相オリジナル、位相フラット、を比較試聴

Monter Audio の PL100 は周波数特性・十分フラット、位相特性は低域に向かって進んではいるものの、直線的。人の聴覚は位相に鈍感である、と言われるので、乱れなしで直線的に進むだけであれば、聴覚への影響は軽微または無視できるのではないか。

それを確かめるのが、「位相オリジナル」、「位相フラット」 を聞き比べる今回のテストの目的であり、サブウーファの位相をどこまで整えれば耳に優しい音になるのかの目安にもなります。

CDP とパワーアンプの間に miniDSP を挟んで比較

Photo_3

■miniDSP に周波数特性、位相特性、ともに補正無しの係数をインポートして試聴

Rew4g

[CDP] -> [DAC] -> [パワーアンプ] -> [PL100] の接続で聴く音と同じ音。もちろん DAC が miniDSP の内蔵品になった違いはあるが、手前から奥への低音のかぶり方は同じ。

■miniDSP に位相特性をフラットに補正する係数をインポートして試聴

Pl100config126cm

リスナー側からスピーカーに向かって覆い被さる低音の響きが大きく解消した。分厚い弦の響きと低音の響きが同じ位置に重なり、オケのアンサンブルとホールの響きが一体化して佇まいの表現力が格段に向上したと感じられる。リッチでクリアな音だ。

基音から倍音までの時間のずれをゼロにすることで一つひとつの楽器の音の密度が濃くなってリッチでクリアな響きになる。楽器の音色に変化はないので、市販のスピーカーシステムに適合する係数ファイルを作れば音楽の表現力向上ツールとして使える。

直線補完、移動平均補完、完全補完、等々選択肢にがたくさんあるし、低域の補完精度は窓関数の影響を受けるので、条件を複数設定して係数ファイルを作り、耳でベストを選ぶことになる。

[CDP] -> [DAC] -> [PwAmp] -> [SP] の構成であれば、[CDP] と [DAC] の間に miniDSP を挟むだけ。

[CDP] -> [miniDSP OpenDRC-DI ] -> [DAC] -> [PwAmp] -> [SP]

https://www.minidsp.com/products/opendrc-series/opendrc-di

■位相から定位を推測

位相補正なしの室内測定グラフから位相角度を読み取ると、500Hz : -20°、70Hz : +110°でその差 130°。屋外だと差 120°、屋外は起伏が大きいので屋内を採用して

70Hz の130°を時間に換算すると、

(1000msec ÷ 70) x (130°÷ 360°) = 5.16msec

500Hz あたりを定位の中心と仮定すると、70Hz の低音は定位の中心に比べて千分の5.16 秒早くリスナーに届く。

音速から千分の5.16秒を距離に換算すると、

344m x (5.16msec ÷ 1000msec) = 1.78m

500Hzの音の定位がスピーカー位置であるとき、同じ楽器の70Hz の音は 1.78m リスナー寄りに定位して聞こえることになる。楽器の定位は中音域の音に支配されるので、低音に向かって徐々に長くなる特大のベロがリスナーに向かって延びていても普段は意識されない。フラット位相の音と比較したとき、なるほど、と認識できるはずだ。

Drumset731w318h

1.78mはリスナー側からスピーカーに向かって低音が逆方向に覆いかぶさるように聞こえる現象の裏付けにもなる数値です。

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2017年9月10日 (日)

フラット位相のPL100を測定 / スピーカーシステムの測定・補正・試聴

■rePhase が生成した FIR フィルターの係数ファイルを使って PL100 を測定

miniDSP は FIRフィルターの係数ファイルを4つセットできる(config 1, Config 2, Config 3, Config 4)。

Config 1 : rePhase が生成した PL100 の位相逆補正フィルター係数

Config 2 : 何もいじらずスルーパスする 入力 = 出力 のフィルター係数

Config 3 : フィルター係数なし

Config 4 : 自作アプリが生成した PL100 の位相逆補正フィルター係数

Img_p081

Img_7780700w72h

Img_7777700w517h

Photo

■miniDSP(Config 1) と PL100 をシリーズにつないでオーバーオールの特性を測定

Config 1

Config1800w528h

Pl100config126cm800w732h

rePhase の逆補正見事ですね。位相特性フラット、周波数特性変わらず。

■miniDSP(Config 2) と PL100 をシリーズにつないでオーバーオールの特性を測定

Config 2

Config2800w529h

係数ファイル bo = 1, b1~b6143 すべてが 0.0, なので 入力 = 出力(フラット)

Pl100config226cm2800w7332h

PL100 単体測定(miniDSP なし)と同じ周波数特性、同じ位相特性。

■miniDSP(Config 3) と PL100 をシリーズにつないでオーバーオールの特性を測定

Config 3

Config3800w528h

係数アイル b0~b6143 すべてが 0.0, なので音圧グラフ出ない 出力 = 0

■miniDSP(Config 4) と PL100 をシリーズにつないでオーバーオールの特性を測定

Config 4

Config4800w529h

自作アプリで作った係数ファイル。制作手順にミスがあり、4kHz以上が欠けてしまった。

Pl100config426cm800w736h

100~4kHzの位相は制御出来ている。

次回は聴感評価です。

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2017年9月 9日 (土)

miniDSPにPL100の補正係数をインポート / スピーカーシステムの測定・補正・試聴

■FIRの係数インポート

miniDSP openDRC 2x2 はFIRフィルターの係数を 4 つセットできる(Config 1, Config 2, Config 3, Config 4)。

Config 1, 2, にフィルターをセットして測定と試聴を行う。

Config 1 : PL100 の位相特性をフラットに補正するフィルター(周波数特性はいじらない)。

Rephasepl100rephase800w464h

Config 2 : 何もいじらずスルーパスする、入力 = 出力のフィルター。

Rephasepl100reworg800w464h

Img_p081

■測定システムのブロック図

ブロック図のように接続し、PCのブート完了を確認して Fire Face UC をパワーオン(逆にすると TotalMix が出ない)

Sw091_3

Totalmix600w660h

Img_p081

■miniDSP のプラグインソフト openDRC-2x2を開く

openDRC-DA をパワーオン。

Img_7774700w272h

openDRC-2x2 のアイコンをダブルクリック。

Opendrc2x2420w77h

プラグインのメイン画面が開く

Opendrc2x2700w483h

左上の [Config 1] をクリック。

■プラグインと miniDSP を接続し同期させる

右上の緑の〇ボタンをクリック。同期すると〇が消える。

0config1700w480h

Img_p081

■PL100 の位相特性をフラットに補正するフィルターの係数を Channel 1 にロード

画面中央の [FIR-Channel 1] をクリック。

Firchannel1700w480h

[Browse] をクリック

PL100-170831-4.bin を選んで [開く]

To_minidsp700w593h

C:miniDSP\MonitorAudio PL100-170831\PL100-170831-4.bin

Infomation

[OK] をクリック

係数ファイルがプラグインにロードされて周波数特性の表示が出る。

Channel1bin700w481h

Manual Mode にすると係数ファイルの確認ができる。

Channel1binmanual_mode700w481h

■プラグインの係数ファイルを miniDSP にロード

[Send to DSP] クリック

6144tap_2

[OK] クリック

FIR FILTER - CHANNEL 1 を x で閉じてメイン画面に戻る。

0config1700w480h_2

Img_p081

■PL100 の位相特性をフラットに補正するフィルターの係数を Channel 2 にロード

画面中央下の [FIR-Channel 2] をクリック。

4channel2open700w480h

[Browse] をクリック

PL100-170831-4.bin を選んで [開く]

To_minidsp700w593h

C:miniDSP\MonitorAudio PL100-170831\PL100-170831-4.bin

Infomation

[OK] をクリック

係数ファイルがプラグインにロードされて周波数特性の表示が出る。

Channel2bin700w481h

Manual Mode にすると係数ファイルの確認ができる。

Channel2binmanual_mode700w481h

■プラグインの係数ファイルを miniDSP にロード

[Send to DSP] クリック

6144tap_2

[OK] クリック

FIR FILTER - CHANNEL 2 を x で閉じてメイン画面に戻る。

0config1700w480h_2

Img_p081

■Config 2 の Channel 1 の係数をクリアする

[Config 2]をクリック

Config_2700w480h

画面真ん中の [FIR-Channel 1] クリック

9config2700w481h

説明の都合で FIR-Channel 1 にフィルター係数をロードしておいたのでグラフがくし形フィルターになっている。

[Manual Mode] クリック

10config2manual800w548h

b3 = 1, がグラフがくし形になっている原因。

[Clear Taps] クリック

11config2clear_taps800w549h

b0 = 1, b1 以降 b6143 まで凡てが 0.0, になり、グラフがフラットになった。入力がそのまま出力に出るオールパスフィルター。

[Process] クリック

6144tap

[OK]

■openDRC-DA の Config 2 にロード

[Send to DSP] クリック。

FIR FILTER - CHANNEL 1 を x で閉じてメイン画面に戻る。

7config2700w481h_2

Img_p081

■Config 2 の Channel 2 の係数をクリアする

[Config 2]をクリック

Config_2700w480h

画面真ん中の [FIR-Channel 2] クリック

9config2ch2700w480h

説明の都合で FIR-Channel 2 にフィルター係数をロードしておいたのでグラフがくし形フィルターになっている。

[Manual Mode] クリック

10config2ch2manual800w549h

b6 = 1, がグラフがくし形になっている原因。

[Clear Taps] クリック

11config2ch2clear_taps800w549h

b0 = 1, b1 以降 b6143 まで凡てが 0.0, になり、グラフがフラットになった。入力がそのまま出力に出るオールパスフィルター。

[Process] クリック

6144tap

[OK]

■openDRC-DA の Config 2 にロード

[Send to DSP] クリック。

FIR FILTER - CHANNEL 2 を x で閉じてメイン画面に戻る。

7config2700w481h

以上で Config 1, 2 のプリセットが完了した。

Img_p081

Config 1 : PL100 の位相特性をフラットに補正する FIR フィルター

Config 2 : 補正なしの FIR フィルター

以上で測定の準備完了。

Img_p081

いよいよ次回は測定と試聴です。

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2017年9月 5日 (火)

rePhaseで位相補正 / スピーカーシステムの測定・補正・試聴

■rePhaseで逆補正

REWの測定結果を rePhase にインポートし、位相をフラットに補正して FIRフィルターの係数ファイルを作る。周波数特性はいじらない(PL100はいじる必要がない)。

位相のフラット化を聴覚がどのようにとらえるのか? 検証します。

Img_p081

■作業フォルダーを作る

ルートディレクトリの下に miniDSP フォルダーを作り、その中に MonitorAudio のフォルダーを作る。(日本語は禁止、rePhase でエラーが発生する)

C:miniDSP\MonitorAudio PL100-170831

Img_p081

■REW の測定結果をセーブする

条件を変えて測定した11種類すべてをSave。

Allsave700w567h

左上の[File] > [Save all measurementos] > [OK] > [MonitorAudio PL100-170831] > PL100-170831 > [保存]

Mdat700w566h

C:miniDSP\MonitorAudio PL100-170831\PL100-170831.mdat

[File] > [Exit] で一旦終了。

Img_p081

■rePhase にインポートするファイルを作る

[PL100-170831.mdat] をダブルクリックして REW 開く。

Open_rew700w566h

測定4を選ぶ。

Rew4700w567h

左上の[File] > [Export] > [Export Measurement as text] > [OK]

Save するフォルダーを選び

C:miniDSP\MonitorAudio PL100-170831\

ファイル名を決めて

PL100-170831-4

[保存]

Pl100txt700w563h

C:miniDSP\MonitorAudio PL100-170831\PL100-170831-4.txt

中身は、9.888Hz~19999.512Hz の Freq(Hz), SPL(dB), Phase(degrees) の値。但しSPL Meter 未キャリブレーションなので、SPLの数値は誤差分平行移動している(FIR の係数制作にSPL の絶対値は不要)。

Export_to_rephase700w592h

Img_p081

■rePhase にインポート

rePhase のショートカットをクリックして rePhase を開き

Rephase420w89h

左上の [File] [Import Measurement]

PL100-170831.txt を選んで [開く]でインポート。

Pl100txt_to_rephase900w522h

右下の Ranges にグラフ全体が見える数値を入れる

Pl100txt_to_rephase02900w518h

Pl100txt_to_rephase02242w209h

左下の Paragraphic Phase EQ をクリックし、フェーダーの形が REW の位相グラフの逆形状になるよう意識しつつ 10Hz~20kHz の位相を0度に整える。Paragraphic Gain EQ(周波数特性)はいじらない。

Phase_correction_by_rephase_01900w6

調整結果を一旦セーブ

左上の [File] [Save Settings As... ] [保存]

700w568h

PL100-170831-4.rephase

Img_p081

■miniDSP にインポートする係数データを作る

右下の Impulse Settings に下記を入れ

taps : 6144

rate : 48000

format : 32 bits IEEE-754 mono (bin)

file name : PL100-170831-4

directory : C:/miniDSP/Monitor Audio PL100-170831

Impulse_settings_01

[generate] クリック

To_minidsp700w569h

PL100-170831-4.bin が 6144TAP の係数ファイル。

miniDSP openDRC-AN、openDRC-DA、openDRC-DI で使える。

Opendrc_x3700w133h

Img_p081

●miniDSP 社製品の販売サイトを運営する (株)J.TESORI さん主催で FIR デザインツール”FIR Designer” のセミナーがあります。海外アプリは使い方を習得するのに多くの時間を要するので、半日で概要が分かるセミナーは貴重です。直線位相の FIR フィルターに興味のある方は参加をお勧めします(2017.10.11)。”FIR Designer” は使用経験がないので私も午前のセミナーにエントリーしました。

https://www.facebook.com/JTminiDSP/timeline?ref=page_internal

http://jtesori.com/miniDSP/minidsp_intromtg/

Img_p081

■今後の予定

1.miniDSP openDRC-DA, -AN, -DI で位相をフラットにした PL100 の音を検証。

2.SW2000D を REW で測定し、miniDSP 用の FIR係数ファイルを作る。再生帯域15Hz~60Hz程度の予定。

●以上で主要パーツの生産終了で修理不可能になった SW2000D、D.Cube2、の miniDSP による修理が可能になります。修理後の使い方も解説します。

3.再生帯域15Hz~4Hzのサブウーファを作る。 miniDSP の FIR 能力では 15Hz以下は制御できないので、miniDSP の IIR フィルターで製作する。この帯域はむしろ位相ズレがコンサート会場の雰囲気を作るので、IIR で問題なしでしょう。

4.ウーファー ~ ツイーター用のFIRフィルターを作り、マルチウエイ・スピーカーシステムを構築する。スコーカー以上はDACの性能が要求されるので、openDRC-DI にDAC外付けでしょう。

上記構成のマルチウエイSPは各帯域のminiDSP が非同期で動作します。非同期によりタイムアライメントがズレる可能性があるが、実用範囲に収まるのか? などを検証します。

実用範囲外との結論になれば、miniDSPを改造する(main-miniDSPを決め、サンプルレートコンバータ後のシステムクロックを分配する)か、同期して動くDSPボードを作る必要がある。

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2017年8月31日 (木)

REWでSPシステムを測定 / スピーカーシステムの測定・補正・試聴

■REWで測定のリハーサル

使い慣れるまで、飛んでも涙が出ないSPでリハーサルをしましょう。

Img_07756700w479h

REWを起動してホーム画面を開く。Newバージョンの案内が出るが[取消]クリック。

Rewsetup01700w354h

右上のスパナマークをクリックして設定画面を開き、初期設定通りになっていることを確認して閉じる。

左上の [Measure] をクリック。

[SPL not calibrated] がポップアップされるので、[Continue Anyway] をクリックすると測定画面が出る。[Start Freq(Hz)] に 10、[End Freq(Hz)] に 20,000 を入力。

Rew700w549h

[Check Levels] をクリックして Level OK を確認し、

[Start Measuring] をクリックして測定。

Roland900w692h

右上から一つ下の [Controls] をクリックして [Unwrap Phase] をクリックすると±180度の位相の折り返しが解除されて全体像が見やすくなる(折り返しが解除されない場合は右端のスライダーを少し動かす)。

Rolandunwrap900w692h

Rolandunwrap2900w692h

上記は Bruel & Kjaer のマイクロフォンを用いた測定だが、miniDSP指定のUMIK-1で測定したものが下記グラフ。真ん中の少し曲がった黒い線はUMIK-1の周波数特性の補正データ(10~2000Hz)。位相特性の補正データはない。

Rolandumik1900w692h

価格が100倍違うマイクの比較だが、20Hz~20000Hzに遜色はない。Bruel & Kjaer の低域は、3Hzで -1dBなので、サブウーファの計測には欠かせないマイクロフォンだが、UMIK-1で若干の推量を加えれば十分実用になりそうだ。B&Kの高域は10kHz以上に+0.35dBの乱れがある。

Bk1000w344h

Img_p081

リハーサルの総仕上げとして Moniter Audio の PL100 を測定

■バッフル正面26cmの特性

これ以上離すと反射音の影響で中高域のヒゲが増えるし、逆に近づけると高域が落ちてしまう。

流石高い評価を受けているSPシステムですね、2.8kHzのクロスポイントに位相の乱れがありません。高解像度を誇る所以でしょう。

低域に向かって直線的に進む位相をFIRフィルターで平らに均したとき、どの様な聴感変化が現れるのか、近いうちに検証してみます。

Img_7758700w525h

Pl100ftwwf26cm

Img_p081

■バッフル正面70cmの特性

90~150Hzのディップが明確になり、50~90Hzの変化は少ない。定在波の影響が明確な 90~150Hzの凹みを無いものとしてグラフを眺めると、PL100の低域再生限界は50Hz程度であろうと推測できる。

Img_7766700w632h

Pl100ftwwf72cm

海外サイトにも測定データがありました、移動平均をとってひげを均したグラフでしょう。明らかに部屋の影響が表れているので、この低域特性が正しいとは限りません。

Pl100measurements

http://www.soundstagenetwork.com/measurements/speakers/monitor_audio_pl100/

以上、REWの測定リハーサルでした。

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2017年8月30日 (水)

SPシステム測定アプリ・REWの初期設定 / スピーカーシステムの測定・補正・試聴

■REWの初期設定

REWを起動してホーム画面を開く

Rewsetup01700w354h

右上のスパナマークをクリックすると設定画面が開く

Rewsetup02700w504h

[Output Device] の ▼ をクリックしてポップアップの中から下のブロック図に合わせて[Analog (3+4) (RME Fireface)] を選ぶ。

[Input Device] の ▼ をクリックして[SPDIF coax (RME Fireface)]を選ぶ。

Rew02700w550h

[Levels] の ▼ をクリックして [Use main speaker test signal to check/set levels] を選ぶ。

その他はとりあえずデフォルトでOK。

パワーアンプのVRを少しだけ上げて [Check Levels] をクリック、[Next] をクリック。SPからノイズ音が出るので音楽鑑賞レベル程度まで音量を上げる。

設定画面の入力レベルが -20dB くらいになるようにRME TotarMix の Mic1, Mic2, のゲインを調整する(本システムでは B&K-Mic の出力をパラコードでAN1,AN2に入力)。[Finish] で終了。

Firefaceucbk700w770h

以上で周波数特性と位相特性を計測するための設定は完了です。

更に詳しい初期設定の方法が iPod shuffle 研究所「音質向上ツールREWの使い方」にあります。 http://blog.ipodlab.net/Entry/1017/

オーディオインタフェースの校正、音量の校正の方法が記載されています。

PC内臓のサウンドカードを使うのであればオーディオインタフェースの校正をした方が良いでしょう。音量の校正は騒音計など絶対音量が分かる測定器が必要なことと、周波数特性・位相特性を測る上で絶対音量は不要なので、文中にある適当な数値を入れればOKです。

測定方法や各種機能についても解説があります。

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2017年8月27日 (日)

SP測定・試聴システムの準備 / スピーカーシステムの測定・補正・試聴

ソフトウエアの準備(Windows)

 ■システム構成

1speaker
Img_p081

■オーディオインタフェース

Fireface_uc689w411h

Synthax JapanのサイトからWindowsドライバ(USB接続)をインストール。

https://synthax.jp/drivers-fireface-ucufx-windows.html

インストール手順に従えば迷うことはないでしょう。

https://synthax.jp/guide-windows-installer.html

Fireface_uc700w737h

Img_p081

■DSSF3

”シグナルジェネレータ”、”FTTアナライザ”、”インパルス応答” などの機能がある。無償利用期間1ヵ月。購入は11,800円。 "FFTアナライザ" でマルチウエイ・スピーカーシステムのクロスポイントの位相を合わせを行う。インパルス応答は残響時間の測定に使う。

http://www.ymec.com/products/dssf3/

Dssf3700w127h

Img_p081

■REW

スピーカーシステムの”周波数特性”と”位相特性”の計測。結果を”rePhase”に送ってFIRフィルターを制作する。

http://www.roomeqwizard.com/ を開き

Rew580w985h_2

Windows installer with JRE (30.5MB, includes private Java 8 runtime) をダウンロード。

注)Javaがインストール済であるとエラーになるようです。そのときは

Windows installer (15.1MB, requires separate Java 7 or 8 installation) をダウンロード。

”保存”で実行すると、PCのダウンロードフォルダーにREWのインストーラー ”REW_windows_5_18_with_JRE.exe" が入る。

クリックで実行すると、C:\Program Files\REW 内にroomeqwizard.exe が出来るので、これをクリック、またはデスクトップの"REW"アイコンをクリックすると、REWのホーム画面が開く。

Rew420w75h

注)2017.08.26現在 "V5.19のbetaバージョン" のダウンロード案内が出ますが"取消"でよいでしょう。

Rew888w278h

Img_p081

■rePhase

REWの計測結果をインポートして”周波数特性”と”位相特性”を補正するFIRフィルターの係数ファイルを作る。

https://sourceforge.net/projects/rephase/ を開き

Rephase594w401h

Download をクリックすると、PCのダウンロードフォルダーに "rePhase 1.2.0.Zip が入る。これをクリックして rePhase.exe を実行すると rePhase のホーム画面が開く。

Rephase

rePhase 1.2.0.Zip 内の rePhase.exe にはショートカットが作れないので、C:\Program Files (または C:\Program Files (X86))に rePhase フォルダーを作り、そこに rePhase.exe をコピー。

C:\Program Files\rePhase\rePhase.exe

rePhase.exe をマウスで右クリックしてデスクトップに rePhase.exe のショートカットを作る。

Rephase420w89h

Img_p081

■OpenDRC-AN

Stereo analog IN/OUT 仕様のDSPシステム。rePhase が生成したFIRフィルターの係数ファイルでスピーカーシステムの周波数と位相特性を補正する。

Opendrcan

http://jtesori.com/miniDSP/products/opendrc-an/

■OpenDRC 2x2 Plug-in

OpenDRC-AN のコンフィグレーションソフト。

Opendrc_2x2_plugin

http://jtesori.com/miniDSP/plug-ins/opendrc-plug-ins/

miniDSP 関連のサイトは、英文・日本文ページともに目的のページを見つけるのに一苦労します。備忘録としてPlug-in(ソフトウエア)関連をメモっておきます。

■・Microsoft .NET framework(Ver3.5以降)、・Adobe Flash、・Adobe Air

miniDSPプラグインのインストール前にインストールしておく必要があります。ネット上に「インストールの有無の確認」「インストールの方法」など記載があります。

■OpenDRC 2x2 Plug-in の購入とインストール

株式会社J.TESORI の"プラグインご購入方法"のページの手順に従い会員登録をし、ログインしてプラグインを選び・購入・インストールする。

<"プラグインご購入方法"のページ>

http://jtesori.com/miniDSP/plug-ins/htb_plug-ins/

<miniDSP本国サイト>

https://www.minidsp.com/

●会員登録

画面右上の [Register] をクリック。

Minidspregister919568

必要情報を記入して [Register] をクリック。

以上でユーザー登録完了。

●ログイン

画面右上の [Login] をクリックし、Username と パスワードを入力してログイン。

●プラグイン一覧を開く

[PRODUCTS]  > [Audio plug-ins] > [OpenDRC/miniSHARC platforms] をクリック。

●プラグインを選ぶ

Plugin

[OPENDRC 2X2 PLUG-IN] をクリック。

●カートに入れる

[ADD TO CART] をクリック。

2

必要事項を入力し、[ Confirm Purchase ]をクリック。

画面に従って Paypal またはクレジットカードで支払いをする。

●ダウンロードするプラグインを選ぶ

ログインした状態で、画面右上のユーザー名をクリックし、ドロップダウンリストから [ User Download] をクリックする。

OpenDRC/miniSHARCplug-ins をクリックし、OpenDRC2X2 の [Download] をクリック、

Opendrc2x2_3

[保存]をクリック、[フォルダーを開く]をクリックする。

フォルダー内の "OpenDRC_2X2_205.zip" をダブルクリックして解凍し、"Windows" フォルダー内の "OpenDRC_2X2.exe" をダブルクリックしてインストールを実行する。

Opendrc2x2_2

インストールが成功するとデスクトップにショートカットが作られる。

Opendrc2x2420w77h

ショートカットをクリックすると openDRC2X2 のホーム画面が開く。

Opendrc2x2

以上で SW2000D 関連ソフトウエアの準備完了です。

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